コースディレクターの籔です。「走りやすいとは聞いているけど、実際どんなコースなのか」と気になっている方も多いと思います。簡単にですが、コースの感じ・魅力を書かせて頂きました!
<スタート 〜 白浜エイド>
標高0mの「はなぐり海水浴場」をスタートし、まずは笠戸湾を右手に見ながら1kmちょっとのロード。すぐに恐竜が出てくるので、口の中を通ってトレイルへと入って行きます。
「白浜エイド」までの魅力はなんと言ってもトレイルの楽しさ。「232mピーク」と「白浜山」の2つ山頂が有るのですが、どちらも走って楽しい下りで、少しテクニカルな区間も有り、下り好きにはたまらない区間です。スピードを出しすぎてコースアウトしないようにだけ注意!
特に白浜山からの下りは造船所の「新笠戸ドック」や干潮の時だけ陸続きとなる「小島」などが見えて景色抜群。「白浜エイド」まであっという間に到着します。
<白浜エイド 〜 深浦エイド>
「白浜エイド」でスープを飲み、ここからは笠戸島の西側へと足を踏み入れていきます。笠戸島で最も標高の高い「高壺山」を擁する区間ですが、それでも標高255mなので、とても走れる区間でもあります。左右両側に海が見えるトレイルや戦争の遺跡などが面白い区間。走るのも楽しい区間なので、止まってじっくり見るか駆け抜けるか迷ってしまいます!
オススメは「白浜エイド」を出て少し進んだトレイルからの景色と高壺山周辺の遺跡。遺跡の「上」を走れるのは笠戸島ならでは。
<深浦エイド 〜 本浦エイド>
笠戸島を南から北まで一気に移動する区間。「白浜エイド」までは一部来た道と同じルートを通るのですが、全く違うコースに感じられます。
白浜エイドを過ぎると、今度は周防灘へ。とても綺麗な白浜海水浴場へ出るので、ついつい泳ぎたくなってしまいます。ここからは海の横を通るトレイル。前半はカニが横切ったりと海の雰囲気を感じながらちょっとしたアップダウン。後半はこのコースのハイライト!まるで日本では無い様な、ハワイとかニュージーランドみたいな景色の中を駆け抜けていきます。平坦基調ですし、スピードを出したい人にも最適。
<本浦エイド 〜 ゴール>
ここまで来れば後少しと気を抜いてはいけません。ここからラスボスの「スカイ1号」が待ち構えています!かなりキツい傾斜も出てくるので、ここまで走ってきた脚には効きます。ロープもありますし、一歩ずつでも前へ。最後にここを登り切った時の達成感は最高です!
一度登り切ってしまえば、後は少しのアップダウンを繰り返して232mピークまで戻ります。途中に天狗岩という絶景ポイントもあるので、数分なら寄り道しても良いかなという方はぜひ。気分爽快です。
階段状になっている下りを降り、再び恐竜に挨拶すると最後の花道「海上プロムナード」へ。海の上を通る道なので、絶好の写真スポットでもあります。格好良く走り抜けてゴールへ!
<コース全体>
全体的にはとても走れて、植林されていない山・海・遺跡と、笠戸島をまるごと楽しめるコースです。どこまで行けるかタイムを意識して走るのも良し、景色を見ながら満喫するのも良し、思い思いの方法で「くだまつ笠戸島アイランドトレイル」を楽しんで頂ければと思います。